母の日
母の日の由来は諸説あるようですが、古くは古代ギリシャ時代にさかのぼり、神々の母に感謝する春祭りが発祥のようです。
また、17世紀イギリスでは、復活祭(イースター)40日目前の日曜日が「Mothering Sunday」と決められ、出稼ぎをしている人達が里帰りして母親と過ごすことが許されて、その日には「Mothering cake」というお菓子を用意していたようです。
現在の日本の母の日の一番直接的な由来としては、20世紀初頭のアメリカで、亡くなった母親を「追悼したい」という想いから、教会で白いカーネーションを配ったという話があります。
ヴァージニア州のアンナ・ジャービスという女性が始めたこの行為が、その後すぐ、アメリカの広い地域に風習として広がり、やがて当時のアメリカ大統領ウィルソンが、5月の第2日曜日を母の日と制定することに到ったようです。
日本では、明治末期に教会で母の日を祝ったのが始まりで、それが徐々に一般に広まっていったと伝えられているようです。
昭和に入ると、当時の皇后の誕生日である3月6日を母の日としていたようですが、戦後しばらくしてから、今のように5月の第2日曜日になったようです。